2020年3月12日木曜日

コンビニエント戸籍

普通に生活していると戸籍関係の書類が必要になることはほとんどありませんが、いざ必要となると役所や出張所に行かなければならず、平日でもなければ結構混んでいて時間もかかります。
しかしながら現在ではコンビニ交付サービスが導入されており、マイナンバーカードや住民基本台帳カードを持っていればコンビニのコピー機で証明書を発行することができます。
朝から晩まで(深夜・早朝を除く)いつでもコンビニで証明書を発行できるため、昼間働いている人間にはとても便利なシステムです。

コンビニエンスストア等における証明書等の自動交付
https://www.lg-waps.go.jp/01-00.html

しかしながら実際にいざ証明書を発行しようとすると、いろいろな困難が立ちはだかります。

1.マイナンバーカード or 住民基本台帳カードが必要

当然ですが、マイナンバーカードが必要となります。ICカードで読み込ませる必要があるので通知カードではもちろん不可です。
急に証明書が必要になった、でもマイナンバーカードをまだ作っていなかった。となると、コンビニ交付は使えません。
また、あれこれと政府に文句を言ってマイナンバーカードを発行していない人は当然このサービスを利用できません。

2.市区町村によって導入状況が異なる

公式サイトより、市区町村を検索してサービスの状況を確認することができます。

利用できる市区町村
https://www.lg-waps.go.jp/01-04.html

例えば一番上の「北海道 愛別町」を見てみると、そもそも全く対応していません。きのこ農家はいつでも役所に行けるから不要ということなんでしょうか。

面積最大の県、「岩手県 盛岡市」を見てみましょう。マイナンバーカードは可、住基カードは不可です。住民票から戸籍証明書、印鑑登録証明などを発行することができます。対応している店舗も、各種コンビニ、イオン、日本郵便などがあります。

3.サービスが導入されていても事前登録が必要(な人もいる)

コンビニで証明書を発行しようとすると、大抵これにやられます。自分はこれで2回やられました。もうこれ以上戸籍証明書が必要になることもないと思いたいですが。

現住所と本籍地が異なる場合は、サービスの利用にあたり事前に登録が必要となります
登録自体はコンビニのコピー機で(あるいはICカードリーダを備えたPCから)行えるのですが、登録完了までに5営業日を要します

すなわち、「証明書が必要になった。マイナンバーカードも作ってあるし、コンビニで発行できるって聞いたことがある!」と喜んでいても、本籍地が異なる場合はすぐに発行できません。

「本籍って好きなところで登録してもいいんだって」とインターネットに書いてあったからといって、変な住所にしておくとこのようなときに困ります。
実家から本籍を移しておらず、都会に出たのにそのままにしていたりする人は多いのではないでしょうか。死亡したときに手続きが面倒だということもわかりますが、困るのは自分ではないので本籍を移すメリットを享受してみるのもよいのではないでしょうか。

ということでコンビニ発行は諦め、最寄りの区役所出張所まで往復しました。平日だったので全く混んでおらずよかったです。

マイナンバーカードを持っている皆さんはいつでもどこでも結婚でき、気軽に旅券を発行できるように(必要なら)コンビニ交付サービスの事前登録をしておきましょう。



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